大阪旭モラロジービジネスクラブ 第219回例会 開催報告
令和6年1月20日土曜日19:00より、第219回例会を「キンダ−ホープ 集会室」にて開催しました。
今年は暖冬とはいえ、小雨模様の寒さの中、16名もの方にご参加いただきましてありがとうございました。
例会の開会前、正月早々に襲いました能登半島地震、それに伴う輪島の朝市の大規模火災、海上保安庁の救援機とJAL機の衝突事故等々で尊いお命を失われた方々と、大阪旭モラロジー事務所の維持員で、当ビジネスクラブ会員でおられた西田民子様のご冥福をお祈りして黙祷を捧げました。また義援金の呼びかけにご協力頂きありがとうございました。
猪谷会長の挨拶に続き、今例会の勉強会のテーマは、月刊「三方よし経営」1月号から、
1.【特別インタビュー「使命こそが人を動かす」】(P6〜P11)
2.【格言に学ぶ職場のモラル「恩送りのこころを忘れずに」】 (P27)
を採用しての勉強会といたしました。
今回の例会は、出席者を4つのグループに分け、グループ毎に討議行う方式を採用。
幹事がテーマを輪読した後、各グループ毎で意見交換を行い、グループの代表者からグループ発表をしていただきました。
【第1グループ】
◆社会福祉法人高志会 池田さんからは、会社の理念にまさに使命があり、お客様の喜びが社会福祉法人として大切なこと。社員には感謝を伝えるようにしている。
◆溝口様からは、日々の仕事をこなすことで使命がついてくると。日々経営努力とセンスが要る。
◆岸本さんからは、親は子どものことをいつも思っているから慎重なアドバイスをすると。
◆猪谷会長は、積み重ねてきたことが今は大きな仕事に繋がり有難いと。緊張するがやりがいを感じている。
◆福井さんからは、いつも感覚で仕事をしている感がある。喜怒哀楽、心が動いたことに反応するすぐ動くようにしている。子どもたちの喜怒哀楽を見逃さないように接している。
【第2グループ】
「使命」、「恩送り」とは、それぞれ仕事している業界によって実感し易い、し辛いがあるので難しかったです。
◆「使命こそが人を動かす」に関して
医療業界では今回の題材は実感しかったですが、このような「使命感」を感じる場面に遭遇するのを待つだけでなく、従業員に提供できるように考えていきたいと思いました。
様々な仕事で、失敗すると多数の方に迷惑をかけることがある場面がある。確実に行うことが求められ、動機は責任感と表現されるが、使命感と置き換えてもいいのではないか。
◆「『恩送り』の心を忘れずに」
親から譲り受け事業を行っている、前任者の後を引き継ぎ業務を行っている方が大半です。特別、次世代のためと思わなくても、日本人がもっている民族性などもあって習慣になっていると思います。相手を思いやり皆で協力する習慣は続けていくべき事だと思います。
【第3グループ】
◆「使命こそが人を動かす」に関して
経済的な安定とお客様の心の平和のために日々営業活動を行っている。
使命を持った仕事、作業はパワーが違う。 その思いが仕事、作業、モノに乗り移るから、なので使命は大事。
利他の気持ちを大切にいかに社会に貢献出来るかを考えながら日々行動できるとよい。それが社会貢献である。
数百年の会社と新しい会社がぬか床のように混ざり合いまた新たなイノベーションへと繋がる。
相乗効果を求め、積極的に行うことが大切。また、関わった方々がこれから成長する企業を参画させることも大切。
企業が生き残る為には、選手開発が必要。常に新しいことを取り入れ、進化することが大切。
◆「『恩送り』の心を忘れずに」
各企業毎で風土は様々ですが、自身が入社時に色々教わったことは、当たり前と捉えず、企業の発展のため、後輩などに積極的に関わり、伝えていく。放ったらかしは最大のイジメ。
本日の例会テーマは、『使命』と『恩送り』で学びを深めました。
使命という言葉は「命を使う」とも捉えられ、私自身、真面目に生きてきたつもりでしたが、改めて考えると自分にとっての使命は何か、名文化しないといけないことに気づきました。皆さまのご意見を聞いて、私から見れば、お若い方たちが使命をしっかり考えて行動していることを知り、嬉しく思いました。学んだことを実践し、『知行合一』を大切にしていきましょう。
本日は皆さまから多くの学びを得ることができ、感謝しています。最後に中村副会長からは能登半島地震の義援金協力のお礼と閉会の挨拶があり、第219回例会を終了させていただきました。ご参加の皆さま方、ありがとうございました。次回もどうぞ宜しくお願いします。
大変有意義な時間で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。次回2月の第220回例会は、2月17日の土曜日19時からとなっております。
以上を持ちまして、第219回例会の開催ご報告とさせていただきます。
大阪旭モラロジービジネスクラブ
会長 猪谷勇三拝