大阪旭モラロジービジネスクラブ 第227回例会 開催報告(編集中)
令和6年11月16日土曜日19時より、第227回例会を「キンダーホープⅠ集会室」にて開催しました。
日中時雨模様の天気も開会前の夕刻には傘も要らない空模様になり定刻通り司会 福井郁幹事の開会宣言で19時に開会しました。
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【始めに会長挨拶から】
秋の深まりがひしひし感じる、今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。朝晩はすっかり肌寒くなり、間もなく冬の到来を感じる季節となりました。本日もお集まりくださり有難うございます。年内の例会も残り少なくなってまいりましたが、今月も、三方よし経営の冊子を題材に学びを進めてまいります。今回は、日本道経会における特別記念講演会の記事から、格言に学ぶ職場のモラルにあります「人爵を修めて人爵これに従う」 と、㈱堀場製作所会長様の講演録、「したたかに、柔軟に、しっかりと」というタイトルの講演会の講演録を取り上げていきたいと思います。格言はいつもお集りの会場で扁額をご覧いただいていると思いますが、もう一度掘り下げて学びたいと思っています。そして、講演録からは、堀場さまの会社経営における精神を学び、このテーマを元に、参加者の皆さまにご自身の経験談や実践をできるだけご披露いただき、より深い学びを進めていければと思っております。この学びから、自らのお仕事や人生において、どのように「三方よし」の精神を活かしていけるのか、改めて考え、共有していきましょう。
皆さまの活発なご意見を楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。
今月のテーマをご紹介します。
- 格言に学ぶ職場のモラル 「天爵を修めて人爵これに従う」
- ㈱堀場製作所会長堀場厚様の講演録から
それでは、以上申し上げました2つのテーマを採用して勉強会をさせていただきたいと思います。幹事さんによる輪読の後、グループに分かれてディスカッションを行い、各グループの代表者から発表をお願いしたいと思います。道徳と経済の一体を目指す「道経一体」の精神をもとに、共に学びの時間を大切にしていきましょう。それでは、本日の例会を進めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
【以上が会長挨拶です】
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【テーマの輪読】
幹事さんによる輪読を行い、その後、4グループに分かれてディスカッションを行いました。
各テーブルとも活発な意見交換がおこなわれ進行役の司会者のアナウンスも届かないような熱い話し合いがありました。
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それでは、以下に各テーブルの代表さまから発表をご紹介します。
発表【1班 発表 福井さん】
福井郁 溝口尚志 中村善裕
先に天爵を修めることによって、人爵が与えられると、先人たちはまず天爵を高める努力をされたのでしょう。義務先行、先義後利の精神が大切で、始めから人爵を求めるのではなく、人として道徳を実行することによって与えられるものではないでしょうか。地位や名誉に甘んじることなく謙虚に世の中に貢献することが大切ではないか。
堀場厚さんのおっしゃる肌感覚を身に付けるためには、いかに人と関わり学ぼうとする態度姿勢があるかが重要ではないでしょうか。若いときは失敗してもまたチャレンジしたらよいし、失敗しても再挑戦できるその土壌をつくっておくことが経営者にとって大切なことではないでしょうか。
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発表 【2班 大住敬一様】
大住敬一 菅野 奥山隆
2班は今回大住敬一が発表となりました。私は今は作文第一次選考が最優先のため、まとめがおそくなりました。短くまとめましたので報告いたします。・・・上場企業の堀場製作所は最高に優秀な社員集団でありますが、その会社のCEOが「企業を成功に導くために必要なものは何かというと、創造力、つまりひらめきであり『肌感覚』で培われるセンスです。」と話され、初めて会う人物がどういう人なのか最初の10分.15分で感じ取ることだともおっしゃっています。1班ではその「肌感覚」から話し合いが進みました。いろいろと話は弾みましたが、企業同志を始め、国と国との外交においても、トップ同志の最終的な重要な部分が、正にこの「肌感覚」であろうと言うことになりました。日本の石破首相もトランプ次期大統領から「肌感覚」で共感し受け入れてもらえることを祈りたいものです。
発表【3班 田中孝幸さん】
本林進 大住一馬 進憲浩 田中孝幸
テーマ「天爵修めて人爵これに従う」
株)堀場製作所 堀場厚会長の講演録につきましてレポートさせて頂きます。
今回のディスカッションメンバー
大住一馬様、進憲浩様、本林進様、私、田中孝幸で構成されました。
私を除きましてはメンバーの方々は人爵を既に得てられる立場で
私も勤務先の会社では満足いく人事評価を頂いてますので
聞き手にまわらせて頂きました。
印象に残った事は本林様からの保険業界の話題の中で
最近の若い世代は失敗をしたがらない、近道を求める傾向にあり
すぐに答えを求めるとのお話がありました。
これには指導される立場でいらっしゃいます大住様、進様も賛同され
堀場会長様の講演録の内容にもあるように失敗や修羅場を経験する事で
成長していくのではないかという内容に話が咲きました。
後、テーマからは逸れますが
保険業界も従来の外交型から店舗型、ネット型と様々なツールが生まれ
お客様にとっては選択の機会が増えたのは良いがアフタケアの面で
差がつくお話をされ
「保険はどれだけお客様に寄り添っていけるか」などの
話しをされ更には
「入口は皆、同じでも出口が違うのです」
と力説されておられたのが印象的でした。
私も営業現場にて競合他社と比較されるケースもございますので
引用させて頂きたいトークとして心打たれました。
以上、当日のレポート報告では伝えきれない点がございましたので
今回、レポートを通して発表させて頂きました。
以上、よろしくお願い致します。
【4班 坂本さん】
坂本岳之 岸本明典 山本隆夫 猪谷勇三
4班の発表を報告します。
メンバー:猪谷会長、岸本さん、鞄バック山本さん🧳、坂本
⚫️堀場会長の講演録に関して
京都には有名企業が沢山有るが、花札を作っていた任天堂や、陶器作っていた京セラの話となった。
この様に創業当時から製作してきた製品から、市場の変化に合わせて製品を変化させながら成長して来た。
これは、まさに「したたかに、柔軟に、しっかりと」という言葉に通ずる。
また、島津製作所の従業員田中耕一さんが、ノーベル科学賞を受賞した事は、失敗を恐れずチャレンジ出来る職場環境があったのだと思われる。
「肌感覚」とは明確にどの様に説明したら良いか?
この能力をどの様に若い方に引き継いでいけば良いかが分からないという意見もありました。
⚫️格言に学ぶ職場のモラルでは。
「天爵を納めて人爵これに従う」というのは、その通りだと思うが、「ポジションが人を育てる」という事もあると思う。
大人しい人をチームのキャプテンに据えると、想像もしない活躍をみせたり、まだ能力が足りないけど…と思いながら役職に任命することによって、急激に成長したりする事も有る。
また、現代の若者は、管理職や地位、もっと言えばお金にも興味がなく、天爵も人爵も不要と思っている人が増えている様に感じる。
だからこそ余計に企業経営が難しくなっている様に思う。
【中村副会長より閉会の挨拶】
本日は、ご多用の中、第227回目のビジネスクラブの例会にご参加頂き有り難うございました。また、格言に学ぶ職場のモラルでは、格言の「天爵を修めて人爵これに従う」と堀場製作所、堀場会長の講演録の輪読から、グループディスカッションして頂き、また活発なご討論ご発表有り難うございました。
回を重ねる毎に活発な皆さまの貴重なご意見がとても参考になります。
特に今回の格言、「天爵を修めて人爵これに従う」は、モラロジーの格言集の最高道徳の根本原理の第1番目に出て参ります重要な格言の一つです。
お手元の資料をご熟読頂き、ご理解下されれば幸いです。
また、次回12月21日(土)は場所を移して、北区堂島の「えれき亭」での年末懇親会です。奮ってのご参加をお願い致します。本日は有り難うございました。
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【連絡事項】
次回12月21日(土)の例会は、18時~20時『えれき亭』(中央電気倶楽部 B1F)にて年末懇親会
※通常の例会と時間帯が異なりますので、ご注意ください。
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ありがとうございました。
「本日の勉強会で取り上げた堀場製作所の講演録にあった「肌感覚」について、視覚に障がいをお持ちの菅野さんがご自身の所感まとめ」
まず最近の話題として、船井電機が破産したことに触れられました。20年前、菅野さんは船井電機のコンサルタントをされていた方とのご縁があり、その方から指導を受けた経験があったそうです。このような背景もあり、船井電機が破産に至る過程で、役員や社員の方々は「未然に察知する肌感覚」をどう活かしていたのか、または活かせなかったのか、と強い関心を抱いたとのことでした。
菅野さんは、目が見えないというご自身の状況から、初対面の人を判断する際には相手の声や近くで話すうちに感じる「肌感覚」を頼りにしてきたと語られました。その一方で、人との出会いに恐怖を感じたり、臆病になったりしたこともあったそうです。しかし、その「肌感覚」を信じ、事業を進めてきたことで今日があると改めて実感されたとのことでした。
今回の勉強会を通じて、堀場製作所の講演録で語られた「肌感覚」というテーマが、改めて自身の人生に深く結びついていると感じ、「肌感覚がいかに大切であるか」を再認識されたそうです。
最後になりましたが、以上が2班で大住様と同席された菅野様から、特別にお話しいただきましたので、猪谷が概要をここに記させていただきました。
***** 猪谷より本日の勉強会の感想 *****
今回も大変すばらしい学びの時間となったと自負しております。