大阪旭モラロジービジネスクラブ 第240回例会 開催報告
■ 開催概要
日時:2026年2月21日(土)19:00~20:50
会場:大阪旭こども病院別館 キンダーホープ1階集会室
参加者:10名(3班に分かれて実施)
本例会は、令和8年度最初の勉強会として開催されました。参加者10名を3班に分け、輪読およびグループ討議を中心に学びを深めました。
■ 開会挨拶(猪谷勇三 会長)
会長より季節の挨拶の後、直近の政治情勢や社会環境の変化について触れられました。
社会や経済の動向が企業活動や地域社会に与える影響を踏まえ、改めて「三方よし経営」の意義を確認。
経営とは単なる利益追求ではなく、人としての在り方や社会との関わり方を問い直すものである。
また、前回第239回例会(新年会)の報告も行われ、会員間の交流が一層深まったことへの感謝が述べられました。
■ 輪読
坂本幹事による輪読が行われました。
「格言に学ぶ職場のモラル」
― 冷笑の北風を温情の春風に(P30)
「先義後利の経営」
― 渋沢栄一が求めた『よき企業者』のあり方(P26~29)
本日の中心テーマは、
「温情とは何か」「心理的安全性とは何か」「先義後利の実践とは何か」
という点でした。
■ グループ討議・各班発表
【第1班 発表】
テーマ:「温情と組織強化のバランス」
営業現場の立場から、
「優しさが過度になると組織の緊張感が薄れるのではないか」という問題提起がなされました。
また、ハラスメント問題との線引きの難しさについても議論。
必要な指摘をどのように伝えるか、
「言うべきことをどう伝えるか」という経営者・管理職の責任について深く考察されました。
【第2班 発表】
テーマ:「心理的安全性と目的共有」
組織の心理的安全性は、特定の一人ではなく、全員でつくるもの。
共通目的(企業であれば生産性向上・売上向上)を見失わないことが重要。
また、「言葉」の重みについての体験談も共有されました。
感情的に発した言葉は取り戻せない。
一瞬の感情の発露が、人間関係を大きく損なうこともある。
言葉は相手を良くするために使うべきであり、それは結果として自分をも良くする。
家庭や夫婦関係においても同様であるとの意見が出され、
「温情とは感情の甘さではなく、相手の成長を願う姿勢である」とまとめられました。
【第3班 発表】
テーマ:「事業の原点と“知る”ことの大切さ」
事業とは「そこに喜ぶ人がいるかどうか」から始まる。
経営において最も大切なのは「お互いを知ること」。
ドラえもんの例を用いて、
職場において威圧的存在がいると意見が言えず、組織が機能しなくなることが指摘されました。
また、新規事業(療育事業)立ち上げの実体験も共有。
人件費増加への不安
しかし「この人なら必ず良い仕事をしてくれる」という信頼
先に喜びを生み出す決断
最終的に、
勇気をもって先に義を行えば、後に利がついてくる
という「先義後利」の実践に通じる学びとして締めくくられました。
■ 全体を通じて
今回の例会では、
温情とは何か
心理的安全性とは何か
言葉の力とは何か
先義後利の実践とは何か
という問いを、それぞれの実体験を通じて深める時間となりました。
理論だけでなく、
「現場でどう活かすか」という具体的な経営課題と結びついた学びが共有され、
非常に実践的な例会となりました。
■ 次回案内
第241回例会
日時:2026年3月21日(土)
会場:キンダーホープ集会室

