大阪旭モラロジービジネスクラブ 講演会・懇親会(第216回例会) 開催報告
今回の例会は、令和5年10月14日土曜日15:15から、講演会方式でモラロジー道徳教育財団生涯学習講師の原孝司先生を長崎県よりお招きして、「新たな時代の持続可能な経営を考える」と題して、ご講演いただきました。 参加人数は講演会ということもあり、講演会は33名、懇親会は21名といつもより多くの方にご参加をいただきました。
開催場所は、講演会は大阪旭こども病院新館2階 研修ホール、懇親会は場所を移して、同病院別館1階のキンダ−ホープ 集会室にて開催いたしました。
ご参加者の内訳は食品製造業、建築関連、医療関係、福祉介護、教育者、物品販売、保険金融業、不動産業、などなど多種多様な業種の経営者並びに校長先生、園長先生他、幹部社員の方々がご参加くださり、盛会のうちに講演会が終了いたしました。
その後、引き続き会場をキンダーホープ集会室に場所を移しまして、懇親会を開催いたしました。懇親会は、お食事とお酒をいただきながら、参加者は原講師を囲んで和やかな楽しい時間を過ごし、講演会と懇親会共に、内容のあるものとなりました。
懇親会では、参加者の気分が和らいだ宴の中ごろに、参加者の皆さまへマイクを回し、原先生に質問をして。お酒も入り、双方リラックスムードの中、笑いあり、真面目に聞き入る人ありで、他所では経験できない講演会になったと世話人一同自負しております。
それでは、以下に講演会の中心であります原先生のご講演内容の要約を記しておきますので、ご参加いただけなかった方には、ご一読いただき、ご参考になさっていただければ、世話人一同この上なく嬉しいことと思っています。
「新たな時代の持続可能な経営を考える」 ”道徳と経営は一体、その具体的な視点”
【原講師の講演内容 11個のポイント】
①家庭においては「親祖先」、企業においては「創業者・先人・先輩」への感謝と恩返しの心と思いが大切です。また、人は国家によって守られている存在です。その恩に報いるには、1例として納税があります。どのような心で納税するかでその人の開運の有無が決まります。(感謝の心で)
②企業の目的は、人づくりにあります。そのためにもリーダー(経営者)は、生き様(後ろ姿)を見せる必要があります。どの様な後姿を見せるか、そのためにも自分づくりが大切です。
③次の世代が、次の子孫が良くなる努力を行う。→親祖先・先人先輩への恩返しになる。
④社会が良くなるための商品(サービスも含む)開発、その為にも付加価値を持たせ、知恵を絞る努力を。
⑤社会が良くなるための努力を惜しまない、応援したくなる企業になることが大切です。→企業の永続につながる。
⑥商品開発・売り方・サービス・接客などにおいて、キラリと光るものを自分の中に、企業の中に作ろう。
⑦自分の中には、何か人様に役立つもの、また、得意なものが必ずあることを信じて進んでいこう。
⑧ミラーニューロンとは、「不平不満の心」、またその逆の「感謝報恩の心」は、悪因悪果・善因善果としてすべて自分に返ってきます。
⑨お客様に対面販売ではなく、お客様の側面に立って、その商品の魅力を伝え説明する。→結果的に販売につながる。同じように、「サイドスタンド」問題の抱える人の横に寄り添い、話を聞いてあげることが大切です。子供の心と精神を安定させるのは、まず、そのご両親を安心させることです。
⑩心の在り方が大切です。「感謝」して「誓い」をして「祈り」を行う。祈りは宗教の専有のものではなく、「前向きな心、感謝、人の幸せを思う」その祈りが祈る本人を幸せにする。また、幸せを祈る相手を増やすことが大切です。
⑪人様の幸せに尽力することが積徳となり品性向上につながる。企業においては品性資本の蓄積となり企業の永続につながる。
→開運となる。(人間はまず開運せねば、真の永久の安心と幸福は得られない)
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次月は通常の例会となります。大勢のご参加をお待ちしております。
会長 猪谷勇三拝
【講演会終了後、原講師と出席者の記念撮影】