大阪旭モラロジービジネスクラブ 第205回例会 開催報告

 令和4年10月15日土曜日19:00より、ビジネスクラブ第205回例会を「キンダ−ホープ 集会室」にて開催しました。

 今回も会場とオンラインのハイブリッド形式で、総数16名のご参加をいただきました。(内オンライン4名)

 

 今回特記すべきは、ビジネスクラブの世話人が別室に控えてオンラインで参加し、音声のチエックなど、会場では気付けないところを実体験して、今後のオンライン運営の反省点を見い出せたことです。

 本日のテーマは、格言に学ぶ職場のモラル「生き生きと働くために」と「父を憶う」”父の一言で得た気づき“の2題を例話に取り上げ、輪読の時間をいつもより短くしましたので、テーマに沿ったご意見の他、コロナ禍を振り返って参加者のお気持ちや、アフターコロナの展開方法など、貴重なご意見、実体験談をお聞きすることができました。

 その例を上げますと、売上の半分強を占める永年取引のあった顧客との価格交渉がうまく行かず、契約解除となった為、売上大幅ダウンになりました。がその時、社員と社長の絆ができ、また社員総勢の努力もあり、難事を何とか乗り越えられました。その上、事業が軌道に乗り掛けたところに、一旦断った顧客とも取引が復活する展開になったという、嬉しい実例の話。日々の仕事のやりがいという事では、〇〇冥利に尽きるとか昔からよく言われるように、何をしても、〇〇冥利に尽きると、自分自身が思えるような、納得のいく仕事を心がけて、毎日努力をしていく事が大切では、と言ったご意見。また、コロナ禍の3年間で、しっかりと料理の腕を上げた料理人が、以前に増して繁盛している話。コロナ禍の外出規制の最中に読書に時間を取られて学ばれたお話しとか、学校教育関係のお仕事をされておられる方からは「コロナ禍の3年間で、色々と行事の制約によって、子どもの自己肯定感、有用感が奪われるのかと、危惧していますと言った話に加え、先日は保険会社の方にゲストティーチャーに来ていただき、6年生にライフプランニングの授業をしていただきました。子どもたちは、私がここまで大きくしてもらうのにどれだけお金が要ったのだろう、こうやって学校にいる間も働いてくれている、絶対に親孝行がしたいなど、多くの気づきがありました。子どもが考える場を与えてやり、考動する子を育てないといけないと改めて感じました。考動は造語です。」と言うお話し なども伺えました。他にも貴重なお話しをいただきましたが、長くなりますので、これくらいにさせていただきます。

 尚、当ビジネスクラブでは、それぞれの会員様の実体験の話を聞くことができ、他所には無い学びの場ではないかと、世話人一同自負しております。ありがとうございました。今後もこのような勉強会を通じて、道徳を通じた経済のあり方、経営者としての心構えなど、参加者の皆様にとって、日々の羅針盤にしていただけると、大変嬉しく思います。

 あっという間の2時間でしたが、最後に大阪旭モラロジー事務所、木野稔代表世話人から総評として、20年近く続いてきたお礼と感想、時代は変わり多様性を大切にと言われていますが、多様性とは何かと考えれば、一人一人を大切にしていくというところに結びつき、どんな仕事でもそれぞれ社会にとって大事な事であることではないかと結ばれ、また、この勉強会が意義のある学びの場になってきているのではというお話しも加えて、閉会のご挨拶をとさせていただきました。誠にありがとうございました。

以上を持ってご報告とさせていただきます。

猪谷勇三拝