大阪旭モラロジービジネスクラブ 第223回例会 開催報告
令和6年6月15日土曜日19:00より、第223回例会を「キンダーホープ集会室」にて開催しました。
梅雨も間近に迫る蒸し暑い6月の土曜日の夜で、何かとお忙しい中をビジネスクラブの例会にお時間をお作りいただき、16名もの方にご参加いただきまして誠にありがとうございました。
【猪谷勇三会長の開会挨拶】
皆様、こんばんは。
まもなく梅雨の季節を迎えますが、新緑が美しいこの時期に、皆様とお会いできまし
たことを、大変嬉しく思います。
過日5月18日(土)には、皆様と共に集い、総会を開催させていただき、ご承認をいただきました。その後、「ChatGPT は仕事に使えるか?」というテーマで、NTT の専門家の先生をお招きし、非常に有意義な講演会を開催いたしました。資料は QR コードでご提供し、スマホでご覧いただく形式を取り入れ、新しい試みに挑戦いたしました。
今月の勉強会も、道徳と経済が一体となる「道経一体精神」を学ぶ機会として大切にしてまいります。
本日は、月刊「三方よし経営」6月号から、巻頭言と格言に学ぶ職場のモラルをテーマに取り上げ、皆様と共に深い学びを共有してまいりたいと思います。
それでは、本日もよろしくお願いいたします。
引き続き、月刊「三方よし経営」6月号から、以下のテーマ2例を福井郁幹事、坂本岳之幹事の輪読で、勉強会をスタートしました。
①巻頭言 P4〜P5
秋田県で見た三方よし経営の極意
②格言に学ぶ職場のモラル
心身両面の幸福を得るには
衛生療病必ず法に適うを要す。p28
今回は4班に分けて、各班でのテーマに沿った話し合いが持たれました。それぞれ、活発に盛り上がり話は尽きない感じではありましたが、各班のリーダーさんのおかげで予定時間内にグループディスカッションが終わりました。発表は、各代表の方がコンパクトに要点をまてめていただき、ご意見をお聞きする時間が取れました。
予定時間より少し短くまとまりましたが、参加者の皆さんにはご満足いただけたと思っております。
以下に各班のまとめを記しておきます。今回不参加の方には是非一度お目通し願えたら幸いです。
【グループディスカッションのまとめ】
————
1班(中村高)
————
猪谷、福井、奥山、中村高班
心身両面の幸福を得るにはということで、奥山さんからはモラロジーの活動をしていると自然と不平不満を口に出さなくなってきて良かったと思っているという人生体験談でした。
猪谷会長からは悩み事のために胸がキューと痛くなることを整骨院に相談されたときの話を伺いました。整骨院の先生によるとこれは心臓が痛んでいるのではなく、ストレスで体中の筋肉が収縮し体を締め付けることで発生するそうで、施術後、悩みは残っているが、痛みは取れたということと、最後に日本には東洋医学と西洋医学が存在しているのであるから患者のことを思えばもっと両者が緊密に手を取り合って治療をして欲しいと思うと結ばれました。以上から、心と体が密接にかかわっていることを学ばせていただきました。
また福井幹事からは、「教学相長(きょうがくそうちょう)」という禅の言葉を知ってから、教師として子どもたちを指導しているつもりだったが、その子どもたちから実は教えられていることを気づかれ、子どもたちの将来のためにもしっかりこの子たちに向き合っていかなかければいけないと心新たにされたお話を伺いました。
————
2班(坂本)
————
菅野、大住敬、坂本班
格言に学ぶ職場のモラルでは、「健康的な生活を送る事により、いい仕事が出来る」と書いてあったが、逆もあるのでは。
仕事の成果が上がらなければ、ストレスで身体を壊す。仕事が上手く回っている時には、健康であるという事もあるのではないでしょうか。
健康に良い習慣が大事。
菅野先生と大住会長に共通していた良い習慣は、朝、縁のある方々の幸せを祈る。仏様にも日頃の感謝をして手を合わせる。という共通項目があった。
巻頭言にて地縁・血縁・社縁という言葉があったが、菅野先生は「心・身体・言葉」が三方善であるとの事。心と身体が健康だと、良い言葉が出る。
また、大病してしまった場合に心や言葉がしっかりしているとバランスを取る事が出来る。
————
3班
————
〈所感・感想〉
・末松、 山本、 中村美、 高橋、前川班
「負けない商売」とは経営理念を育て、人材を育てる為に企業成長を目指すこと。
我々の所属する社会福祉法人高志会理念は、「3つの喜び」です。経営会議等、会議の前には理念と信条の唱和、会議最後には出席者同士で褒め合い(ほめ達)と感想と決意を行います。理念と信条にある”喜び”は根幹であります。職員へ喜びを共有することで、お客様への喜びにつながること地域社会へと確言しており、法人の成長を目指しております。「衛生療病必ず法に適うを要す」健康的な生活を送ることによって、いい仕事が出来る様になる!私は今まで何事も気力で乗り越えてきましたが40歳代後半、気力だけでは乗り越えることが出来ない現実に直面しております。健康でいなければ、関って頂いている人達へ迷惑をかけてしまう。日頃から健康に留意し時間に余裕を持つことで、良い仕事につながることを再認識致しました。また、素直で感謝の心でいればストレスを感じづらくなり、病気からの回復を早めることが出来ることを学び、明るく建設的な社会を築くことにつながる確信いたしました。いつもありがとうございます。
————
4班(里路)
————
里路、中村善、溝口、岸本班
「コミュニケーション」をテーマに活発な意見交換が出来ました。
中村さんはお店に来店されたお客様に対して、また来たいと思っていただけるよう「ありがとう」を3回伝える事を意識されている。
私、里路も先日お店にお伺いさせていただいた際に中村さんが接客されているのをお見受けしましたが大変気持ちの良いご対応をされておりました。
溝口さんは、コミュニケーションが苦手との事。職業柄、現場と自宅の往復でほとんど人と話さない日も以前はあった。ただ、これでは駄目だと感じられご自身で行動されてモラロジーのような人と繋がりを持てる団体と出会えた。苦手分野であるコミュニケーションから逃げずに、あえて飛び込んで行動力と勇気に感服しました。
岸本さんからは今と昔のコミュニケーションや組織のリーダーの違いについて、昔はリーダーは声が大きい事が条件であり聞く耳は持たず俺に付いてこい!のタイプが一般的だった。ご自身もそうだったとのことだが、ある時から「聴く」という事を意識しだした。「聴く」ことで世代や年齢が違う人達とも円滑にコミュニケーションが取れるようになった。
私、里路は職場や家庭でコミュニケーションを上手く取れてるように振る舞ってはいるが、ただその場を乗り切るだけの薄いコミュニケーションになってしまっていると感じました。言うときは言う、本音で語る、コミュニケーションの質を上げていきたいと思いました。
—————-以上が各班の発表です。ありがとうございました。
【中村副会長の閉会挨拶】
本日は、ご多用の中ビジネスクラブの例会にご参加下さり、また、各グループでの素晴らしいご発表有り難うございました。
今回は、巻頭言でコミュニケーション力の向上、格言を学ぶで健康、生活習などのテーマ2つに絞ってグループディスカッションを致しました。その為、いつもよりは十分な発言、発表の時間が取れたことと思います。
いつも思うことですが、企業経営、店舗経営はトップの方次第ですね。
今後も、この様な異業種の交流を通して、企業経営及び店舗運営活動の柱として、この三方よしの経営の学びを、実社会の中で活かして頂ければと思います。
次回のビジネスクラブの例会は、7月20日(土)19時からです。どうぞ宜しくお願い致します🙇
———-
以上を持ちまして、第223回例会のご報告とさせていただきます。
大阪旭モラロジービジネスクラブ
会長 猪谷勇三
最後に本日採用しました「三方よし経営」の巻頭言と格言に学ぶ職場のモラルの要約を記載しておきますのでご一読頂きたくお願いします。