大阪旭モラロジービジネスクラブ 第220回例会 開催報告

  令和6年2月17日土曜日19:00より、第220回例会を「キンダ−ホープ 集会室」にて開催しました。

 昼は少し和らいだといえ、夜はまだまだ寒さが厳しい中、また土曜日の夜の、何かとお忙しい中をビジネスクラブの例会にお時間をお作りいただき、16名もの方にご参加いただきましてありがとうございました。

 会長の私が、仕事の関係で到着が7時ギリギリになってしました。会場に入る直前の、人目だけ意識した小走りで要領よく、「息咳きって」を演出する、嫌な性格を自分で反省しております。お待たせしてしまい失礼しました。本文をお借りして改めてお詫びします。
 さて、本日の例会は冒頭に会長ご挨拶から始めさせていただきました。ご挨拶の内容は、以下のとおりです。

 早いもので、節分も立春も過ぎました。大宮神社さまの梅の花が咲き誇り、甘い香りが参詣される人々の気持ちを和ませてくれています。また、新年元日の夕刻、家族の団欒を襲った能登地方地震の被災者の皆さまには、まだまだ先の見えない、辛く悲しい生活を送られて居られる方が大勢おられることと思います。被災者の方には心からお見舞い申し上げたいと思います。とは言え、皆さまには新しい年をお迎えになられ、今年こそはと新たな計画を立てられ、現在、着々と進めておられる方も大勢おられるのではと思っています。そんな貴重なお時間の中、ビジネスクラブの例会に多数ご参加いただき、お世話人一同心から喜んでおります。本日の第220回例会は、いつものように「三方よし経営」から以下3点をテーマに選んで皆様と学んでまいりたいと思っております。


1.「格言に学ぶ職場のモラル」

   【全体の調和があってこそ】

2.坂本光司の五方良しの経営学“23”地域に優しいケーキハウス ツマガリ

  【3つのこだわりの紹介 】

   ・創業時の小さな店を守る有名洋菓子店 

   ・おいしさと地域貢献へのこだわり 

   ・地域建物の再利用と障がい者の雇用で恩返し 以上の3点の実例を紹介されてある。

3.SDGs四方山話 松島正明麗澤大学教授

   【SDGsの持つ二律背反性について


以上をお世話人で厳選いたしました。進行方法は、前回と同様にグループ分けしてディスカッション、その後グループ代表の方から、まとめを発表していただく形式です。皆様の活発なご意見を期待して「令和6年2月 第220回例会」のご挨拶にさせていただきます。

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【内容】月刊『三方よし経営』2月号より
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  1. 「格言に学ぶ職場のモラル」
      【全体の調和があってこそ】
    輪読:大住一馬幹事
  2. 坂本光司の五方良しの経営学㉓ 地域に優しい「ケーキハウス ツマガリ」さんの三つのこだわりの紹介 の記事です。
      創業時の小さな店を守る有名洋菓子店、おいしさと地域貢献、地域建物の再利用と障がい者の雇用で恩返し
    輪読:坂本岳之幹事
  3. SDGs四方山話
      SDGsの持つ二律背反性について (松島正明麗澤大学教授)
    輪読:福井郁幹事

以上3つをテーマに5つのグループでディスカッションしていただきました。その後、各グループの代表から発表していただきました。
発表の内容は、以下のとおりです。

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◆1班グループのまとめ◆
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 個性、自分らしさ、の尊重も大事ですが、その全てを認めると自分勝手な育成になるのでは、と感じました。これからの社員教育の課題と思います。対応が難しいと言われるZ世代への社員教育には苦戦しそうです(笑)

 ツマガリさんのお話しも興味深かったです。社長さんの創業時の信念を貫く姿勢には感銘を受けました。社員を大事に、地域貢献へのこだわり^_^ これを徹底して実行される経営者は中々おられないと思います。一度、そのお店のスイーツをいただきにいってきます^_^

 トレードオフの意味も知る事が出来ました。二律背反性。日本人が過去から持ち合わせている、勿体無いの気持ち、物を大事に使う姿勢、これは世界に誇れる文化だと思います。持続可能な経済成長には、我々日本人の意識は世界に通用すると考えます。

以上のことを今回、あらためて学ばせていただきました。ありがとうございました。

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◆3班グループのまとめ◆
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3班はツマガリさんのテーマが中心で話が進みました。

  • 坂本の話
    顧客の中に平野区の従業員300名の製造業の会社が有り、創業の土地で、周りの一軒家や事務所を買い取って、設計室や営業事務所に使っておられるところがあります。
    上場も視野に入れてる会社なので、別の場所に集約したら良いのにと思ってました。ツマガリさんの記事を見て、同じだと思いました。確かに従業員が通うだけでも飲食店等の地域貢献になってるんだと気付きました。
  • 糸川さんの話
    夙川ご出身でツマガリさんは昔から知って居るとのこと。アットホームな雰囲気で昔から変わっていない。地に足を付けて成長されている理由は、今回の記事を読んでわかりました。糸川さんは呉服問屋をされておられるが、この業界は高い値付けや、執拗な値切りが常態化している。正しい目利きが出来ないので、1円でも安く買おうとしてしまう。また、その様な会社は長続きしていない。
  • 奥山さんの話
    リフォーム業界でも、猪谷会長の住宅関係でも、同じ様な会社があり、そこもまた、長く続いていない。やはり、ちゃんとしないとダメだという事で纏まりました。

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◆4班グループのまとめ◆
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地域に優しいケーキハウス ツマガリ について

 福井郁さんは高校生の時、ケーキハウス ツマガリのご近所にお住まいで、開店当初から遠方からもお客さんが足を運ぶ人気のお店で、警備員も立ってご近所の迷惑にならないよう交通整理されているほどだった、色々ご苦労あっての今だと思う。ケーキの味はさることながら、デパートに売っている焼き菓子の箱がとても可愛らしく、贈答にも喜ばれるものだということでした。しかし、もともと高級住宅街の一角なので、開店する前には並々ならぬご苦労があったのでは?その、ご苦労も知りたいし、材料にこだわり、値段交渉も一切なく必要経費を出しながらも、バブルがはじけた後も反映し続けるという事に驚かされる。それは、シンプルに「おいしいものを届けたい」という強い気持ちがツマガリさんを突き動かし、ご縁がどんどん広がり今の繁栄があるような気がする。

山本さんは、お花屋さんで、両親から、利は基にあり。利を低くして売り上げにつなげると教えられ、売れ残った花から売りたいが奥様が、それだけはダメだと許さず、新しい花から売っている。今思えば、それでよかったと思っている。花を販売する時も利益ばかりにとらわれてはいけないことを妻におしえてもらった。古くなった花は、理由を伝えて、理解して、安い値段で買っていただいているという話を聞いたときに、新しい花から店頭に出すということは、まだ見ぬお客様を思っての事。私たちがいつも心に秘めている、3つの喜びと同じだと感じました。また、モラロジーに来る度に学ばせてもらっている。

 伊豆武之さんは、子ども病院近くのパティスリー・アミというケーキ屋さんにたまに行かれる。30代の若い店主さんがお一人で試作を重ねながら作ったケーキが売れ残ると、とても悲しいんですという話を聞いて、その人の気持ちがこもったケーキやシュークリームはとてもおいしく、家族みんな大好きだという事でした。

 最後に障がい者雇用についてですが、ツマガリの代表は働きたいと言われている障がい者に対して、「検討します」などと言わずに笑顔で、明日からでも来週からでも来てください。大歓迎しますよ。と即答されているところに、自分が同じ立場になった時、それが出来るのか?いやできないだろう…と自分の人間力の小ささを感じさせられました。

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◎5班グループのまとめ
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地域に優しいケーキハウスツマガリについて
 言い値で仕入れはでは、成り立たないのではないか、文章がキレイ過ぎて、入ってこない部分がある、この社長は聖人で自分では真似ができないと感じてしまう。
従業員の負担、後継者の負担は大きいと想定され心配されるが、詳しい話は記載されていないので、苦労や工夫、社員教育、後継者育成について話が聞いてみたい、見学に行ってみたいと興味を持てる話であった。
 又、ケーキハウスツマガリの話は、SDGsのところで書かれている「あちらをたてればこちらがたたず」になってしまうような感じがするという意見もあった。
「個性を尊重すれども団体をかろんぜず」について
 三銃士やラグビーで言われるワンフォーオールオールフォーワンに、一つの目的のためにみんなが取組むというところであると考えられる。
人が集まれば個性の塊りであるが、チームの目的、自分がそれに取組む理由(入社の経緯)を見つめ直すことが必要であり、チームメイトがそれを促し、共に取り組むことができて良かったと思えるように組織作りをしていくことが求められる。
 個性、主張が強い社員を取りまとめ、調和的な発展をとげるのには、共通の判断基準である「理念」の存在が重要となる。「理念」とは「組織の在り方」を明文化したものであり、「理念」基づいて職員が自分で判断し動く、理念が共通認識として職員に浸透していることが極めて重要である。
みなが判断基準として「理念」を、共通認識できれば会社を強く、太くすることができるが、「理念」は社員数が増えるとそれを知らない新しい仲間(新入社員等)によって薄れてしまうことがある。
 班員から当社では、みんなと分かち合えることが喜びとなるという価値観から「理念」を主要社員と一緒に作り直した!という意見もあった。

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猪谷勇三会長からの総評
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 今回のテーマ3点からは、「ツマガリ」さんのことがどのグループも中心になったようです。深読みしますと「本音と建前」ということもあります。これも今回のテーマにあったSDGsの二律背反性に似通ってきますね!如何でしょうか?皆さんも、滅多によそでは言えない本音の話も随所に交えてくださリ、なかなか味のある勉強会になり、感謝申し上げます。

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中村嘉裕副会長から閉会挨拶
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 前回より、能登震災の義援金のご協力をお願いしており、ご協力を頂き感謝申し上げます。この義援金は、旭区の防災課を通して、震災地域の復興支援の義援金としてお送りさせて頂きます。
 いつもご多用の中、ビジネスクラブの例会にご参加下さり感謝申し上げます。各班の活発なご意見や他業界の方々の貴重な情報がとても有り難く良い学びになったことと思います。感謝です❗これからも皆さまと、モラロジーの学びをして参りたいと思います。本日は誠に有り難うございました。 

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 本日も、皆さまから多くの学びを得ることができ、感謝しています。最後に中村副会長から閉会の挨拶をさせていただき、第220回例会を終了させていただきました。ご参加の皆さま方、ありがとうございました。次回もどうぞ宜しくお願いします。

大変有意義な時間で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。次回3月の第221回例会は、3月16日の土曜日19時からとなっております。

以上を持ちまして、第220回例会の開催ご報告とさせていただきます。

大阪旭モラロジービジネスクラブ

会長 猪谷勇三拝